こどものリハビリテーション
当院の「こどものリハビリテーション」では、お子さまの最大限の能力を引き出せるよう、ご家族さまも交えて一緒に支援を行っています。
次のような疾患を持つお子さんがご利用されています。
・脳性麻痺 ・染色体異常(ダウン症候群など) ・運動発達遅滞 ・言語発達遅滞
・自閉スペクトラム症 ・ADHD ・学習症 ・吃音 ・難聴 など
次のような困りごとを持つお子さんもご利用されています。
・歩きはじめが遅い ・転びやすい ・運動が苦手 ・ジャンプが出来ない
・ハサミや箸が苦手 ・姿勢が悪い ・じっとできない ・物事へのこだわりが強い
・言葉が遅れている ・言葉が聞き取りにくい ・勉強にとても時間がかかる など
理学療法
○対象
運動の発達が遅れているお子さま
立つ・歩くなどの基本的な運動に難しさや苦手さを抱えるお子さま
肺や心臓の病気で支援が必要なお子さま
□内容
寝る姿勢や座る姿勢の練習
寝返りや四つ這い、歩行などの移動運動の練習
呼吸の介助や痰を出す練習
作業療法
○対象
運動の発達が遅れているお子さま
トイレや着替えなどの生活動作に必要な体の使い方が苦手なお子さま
箸や服のボタン、鉛筆などの道具の使い方が苦手なお子さま
他者との関わりが苦手なお子さま
□内容
運動や遊びを通しての体や道具の使い方の練習
実際の生活動作の練習
遊びのルールを通して社会生活で求められる約束事の学習
セラピストとのやり取りを通して関わり方の練習
言語聴覚療法
○対象
哺乳や飲食に難しさや苦手さを抱えるお子さま
声を出す、正しく発声することに難しさや苦手さを抱えるお子さま
聞こえにくさがあるお子さま
他者との関わりが苦手なお子さま
□内容
食べ物を噛む練習や飲み込みの練習
発声練習や聞き取りの練習
語彙を増やしたり文章の作り方の学習
遊びのルールを通して社会生活で求められる約束事の学習
セラピストとのやり取りを通して関わり方の練習
共通した取り組み
自宅で出来る練習の提案と支援
車椅子やバギー等の福祉用具、および手足の装具(補装具)の作成
生活がより快適になるような道具の紹介や調整
所属している教育・療育機関との情報交換や連携
リハビリの流れ
①リハビリ計画
当院小児科医師がリハビリの適応・必要性を判断し、計画を立てます。
リハビリ開始には当院小児科受診が必要です。
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②リハビリ予約
予約担当制となっています(複数名で担当)。
予約した日時でお越しください。
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③リハビリ開始
お子さまやご家族へ問診や評価(検査)をさせていただき、開始となります。