小児科
当院小児科の特徴
小児科では、0歳から中学生までのお子さんの外来診療を行っております。
当院小児科は、開設以来NICUでの新生児医療や母子支援に取り組んでまいりました。現在、諸事情により周産期センターは閉鎖となっておりますが、「お子さんとそれを取り巻くご家族を支援していくこと」を大切に、丁寧な診療を行っています。
育児支援
子育てが難しい時代になっています。体のケア以上に心のケアが必要な子どもとお母さんが増えています。看護師、助産師と協力しながら、育児相談外来、母乳育児支援に取り組んでいます。水巻町の乳幼児健診委託を受けており、いきいきホールでの集団健診が受けられないお子さんの個別乳幼児健診にも対応しております。
発達支援
発達に何らかの困難をかかえているお子さんは増えています。罹患率として、知的発達症1%、自閉スペクトラム症2%強、注意欠陥多動症3~5%、限局性学習症5%、という報告があり、重複もあるものの、単純計算では子どもの1割が何らかの発達の困難を抱えているという状況です。発達に困難のあるお子さんとそのご家族に対する支援を、地域や行政と連携しながら行っております。また、リハビリスタッフによる個別療育(理学療法、作業療法、言語療法)も積極的に行っております。詳しくは『こどものリハビリテーション』をご覧ください。
在宅支援
現在、日常生活および社会生活を営むために医療的ケア(吸引、酸素、経管栄養など)を必要とする児は約2万人いるとされています。医療的ケア児が、在宅酸素療法や在宅人工換気療法を行いながら、安心して地域で生活を送れるようにするための支援を、地域の保健師や相談支援専門員(成人でいうケアマネージャー)と協力して行っています。
対象となる症状・疾患
- 発熱、咳、鼻汁、下痢、腹痛、頭痛などの一般的な症状
- 育児相談
- 予防接種
- 発育や発達の問題(体格が小さい、発達の遅れ、発達症など)
- 軽度のアレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息など)
- 新生児の健診、検査(黄疸、聴力、エコーなど)
診療日時
- 月曜日から土曜日までの9時~12時、14時~17時(受付時間は16時30分まで)の診療です。
- 日曜祝日は休診となっております。また、時間外および休日の診療、急患対応は行っておりません。
- 診療はすべて予約制となっております。
- 予約の空き状況によっては、当日の受診も可能ですので、まずは受付までお電話でご連絡下さい。
予約状況によっては受付できなかったりお待たせしたりする場合もありますのでご了承下さい。
また、小児科は他医療機関からの紹介状がなくても受診可能です。
お気軽にお電話でご相談ください。
受診の際の注意点
受診当日は、乳幼児医療証、保険証、母子手帳・お薬手帳等をお持ちください。
当院では、感染症のお子さんとそうでないお子さんの診療スペースを分けております。そのため、「発熱」「咳」「鼻汁」「下痢」「発疹」など感染の可能性のある症状がある場合は、あらかじめお電話で必ずお知らせください。
また、本人に感染の症状がなくとも、付き添いのご家族に症状がある場合は、別室対応となりますので、必ず前もってお知らせください。
入院について
現在、当院では小児の入院対応を行っておりません。診療の結果、入院が必要な状態の場合は、病状に合わせてより適した病院のご紹介をさせていただいております。北九州地区小児科医会、遠賀中間地区小児科医会に所属しており、近隣の高次医療機関や専門分野の病院と連携を取ることができます。入院が必要な場合や診断が困難な場合などは、必要に応じて迅速に他院への相談や紹介を行います。
医師紹介
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小児科部長
福田 美和子
FUKUDA MIWAKO
出身大学 産業医科大学 H6年卒 資格 日本小児科学会専門医
日本周産期新生児医学会
日本新生児成育医学会
日本小児科医会
小児保健学会
子どもの心相談医コメント お子さんとご家族皆様の応援団として、心と体の健康を守る医療を提供していきたいと思います。
お困りのことがございましたら、お気軽にお声かけ下さい。 -
小児科医長
秋原 美華
AKIHARA MIKA
出身大学 産業医科大学 H10年卒 資格 日本小児科学会専門医
日本周産期新生児医学会
日本新生児育成医学会
日本産婦人科新生児血液学会
日本小児科医会
日本小児心身医学会
子どもの心相談医
NCPRインストラクター
診療実績