【定義】
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | - | 73 | 94 | 97 | 213 | 357 | 660 | 1414 | 1665 | 893 |
各診療科別に患者数の多い症例(DPC14桁分類)について、DPCコード・名称・患者数・当院の平均在院日数・全国の平均在院日数・転院率・平均年齢を集計し、 併せて、当院で実際に使用しているクリティカルパスを載せています。 なお、患者数が10未満の数値は、個人情報が特定できないように非表示としています。 【定義】
DPC | ・・・ | 診断群分類です。すべての疾患をICD(国際疾病分類)に基づきコード化・分類し、似たような症状の疾患をグループ化したものになります。 |
DPCコード | ・・・ | グループ化した疾患について、手術や処置の有無、年齢・体重・重症度などを組み合わせたコードです。 |
DPC名称 | ・・・ | DPCコードの疾患名や手術・処置等の有無を表したものです。 |
平均在院日数 | ・・・ | 当院に入院されていた日数の平均値です。 |
転院率 | ・・・ | 該当するDPCの患者数のうち、他の病院で治療を継続すること(転院)となった患者様の割合です。 |
平均年齢 | ・・・ | 当院に入院した初日(入院日)の年齢の平均値です。 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 267 | 22.72 | 20.60 | 25.47 | 85.49 | |
050130xx9900x0 | 心不全 | 136 | 21.15 | 17.38 | 13.24 | 87.85 | ○ |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 104 | 16.61 | 13.52 | 13.21 | 84.38 | |
0400801499x002 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) | 53 | 19.19 | 15.44 | 13.21 | 84.38 | |
050050xx9910x0 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 | 50 | 2.56 | 3.05 | 12.00 | 67.64 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) | 107 | 2.07 | 2.61 | 0.00 | 66.91 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 | 53 | 10.91 | 8.75 | 11.32 | 81.09 | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 | 37 | 7.54 | 7.58 | 2.70 | 67.84 | |
060140xx97x0xx | 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) | 28 | 11.07 | 10.92 | 10.71 | 73.64 | |
060380xxxxx0xx | ウイルス性腸炎 | 28 | 6.79 | 5.64 | 3.57 | 54.36 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞(手術なし) | 42 | 7.55 | 8.95 | 2.38 | 74.12 | |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) | 38 | 5.29 | 4.55 | 0.00 | 71.26 | |
060210xx9700xx | ヘルニアの記載のない腸閉塞(手術あり) | 31 | 14.23 | 13.96 | 6.45 | 77.10 | |
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) | 29 | 7.55 | 5.98 | 3.45 | 63.69 | |
060335xx02000x | 胆嚢炎等 | 27 | 11.15 | 6.87 | 0.00 | 67.11 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070370xx97xxxx | 脊椎骨粗鬆症(手術あり) | 366 | 19.42 | 22.46 | 59.84 | 84.36 | |
070370xx99xxxx | 脊椎骨粗鬆症(手術なし) | 107 | 12.26 | 21.46 | 71.03 | 82.30 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 | 33 | 5.39 | 4.76 | 0.00 | 60.42 | |
160850xx01xxxx | 足関節・足部の骨折・脱臼 | 23 | 13.17 | 18.32 | 26.09 | 49.78 | |
160610xx01xxxx | 四肢筋腱損傷 | 22 | 16.00 | 15.58 | 63.64 | 61.55 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) | 136 | 14.53 | 15.70 | 31.62 | 71.27 | ○ |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 | 87 | 13.24 | 9.88 | 20.69 | 80.93 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) | 65 | 23.75 | 19.09 | 70.77 | 71.15 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 | 57 | 11.18 | 8.38 | 24.56 | 78.47 | |
010060x2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) | 37 | 14.19 | 15.57 | 18.92 | 73.81 | ○ |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11012xxx02xx0x | 上部尿路疾患 | 41 | 4.85 | 5.22 | 0.00 | 69.29 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 33 | 7.52 | 13.52 | 6.06 | 74.94 | |
110420xx02xxxx | 水腎症等 | 27 | 4.19 | 4.02 | 0.00 | 75.41 | |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 | 24 | 7.29 | 6.85 | 0.00 | 75.75 | |
11012xxx97xx0x | 上部尿路疾患 | 18 | 6.06 | 7.08 | 11.11 | 71.44 |
さまざまな癌の中で、現在日本における、最も罹患数の多い5つの癌(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)について、初発の患者様においてはUICC 病期分類 及び癌取扱い規約に基づき病期(ステージ)ごとに、再発の患者様においては患者数を集計をしました。 なお、患者数が10未満の数値は、個人情報が特定できないように「-」と表示としています。 【定義】
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | - | - | - | 13 | - | - | 1 | 8 |
大腸癌 | - | 32 | 44 | 66 | - | - | 1 | 7,8 |
乳癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
肺癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
成人(20歳以上)の肺炎患者様について、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計しました。 なお、患者数が10未満の数値は、個人情報が特定できないように「-」と表示しています。 【定義】
患者数(対象患者) | ・・・ | 入院の契機となった傷病名および最も医療資源を投入した傷病名に対するICD10コードがJ13~J18$に該当する患者様。 (対象病名…J13 肺炎レンサ球菌肺炎、J14 インフルエンザ菌肺炎、J15$ 細菌性肺炎、J16$ その他の感染病原体による肺炎等、J17$ 細菌性疾患における肺炎、J18$ 肺炎(詳細不明)) |
平均在院日数 | ・・・ | 当院に入院されていた日数の平均値です。 |
平均年齢 | ・・・ | 当院に入院した初日(入院日)の年齢の平均値です。 |
年齢 | ・・・ | 男性70歳以上、女性75歳以上 |
脱水状態 | ・・・ | BUN 21mg/dL以上または脱水あり |
酸素飽和度 | ・・・ | SpO2 90%以下(PaO2 60Torr以下) |
意識障害 | ・・・ | 意識障害あり |
収縮期血圧 | ・・・ | 血圧(収縮期)90mmHg以下 |
軽症 | :0点の場合。 |
中等症 | :1~2点の場合。 |
重症 | :3点の場合。 |
不明 | :4~5点の場合。ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする。 |
不明 | :重症度分類が1つでも不明な場合。 |
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 20 | 11.9 | 51.95 |
中等症 | 175 | 18.62 | 78.30 |
重症 | 54 | 19.85 | 83.67 |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
脳梗塞の発症日別に、患者数・平均在院日数・平均年齢・転院率を集計しています。 【定義】
患者数(対象患者) | ・・・ | 最も医療資源を投入した傷病名に対するICD10がI63$(脳梗塞)に該当する患者様です。 |
ICD10 | ・・・ | すべての疾患を国際疾病分類に基づき、コード化・分類したものになります。 |
患者数 | ・・・ | 発症日から「3日以内」と「その他」に分けた数値を記載します。 |
平均在院日数 | ・・・ | 当院に入院されていた日数の平均値です。 |
平均年齢 | ・・・ | 当院に入院した初日(入院日)の年齢の平均値です。 |
転院率 | ・・・ | 該当するDPCの患者数のうち、他の病院で治療を継続すること(転院)となった患者様の割合です。 |
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 404 | 21.14 | 76.74 | 38.95 |
その他 | 35 | 15.57 | 69.31 | 2.73 |
各診療科別に手術件数の多い症例について、Kコード・名称・患者数・平均術前日数・平均術後日数・転院率・平均年齢を集計し、併せて、当院で実際に使用しているクリティカルパスを載せています。 なお、患者数が10未満の数値は、個人情報が特定できないように「-」と表示しています。 【定義】
Kコード | ・・・ | 診療報酬における分類コードです。 |
Kコード名称 | ・・・ | Kコードの手術名を表したものです。 |
平均術前日数 | ・・・ | 入院から手術前日までの日数の平均値です。 |
平均術後日数 | ・・・ | 手術翌日から退院までの日数の平均値です。 |
転院率 | ・・・ | 該当するDPCの患者数のうち、他の病院で治療を継続すること(転院)となった患者様の割合です。 |
平均年齢 | ・・・ | 当院に入院した初日(入院日)の年齢の平均値です。 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 25 | 3.04 | 8.36 | 0.00 | 68.88 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 21 | 4.29 | 10.81 | 14.29 | 81.52 | |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) | 18 | 0.06 | 18.50 | 16.67 | 70.39 | |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | 14 | 0.57 | 3.36 | 7.14 | 83.79 | |
K386 | 気管切開術 | 12 | 28.25 | 19.08 | 75.00 | 75.75 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 103 | 0.02 | 1.11 | 0.00 | 67.28 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 31 | 0.55 | 8.84 | 12.90 | 75.29 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 31 | 1.16 | 12.26 | 12.90 | 80.42 | |
K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | 21 | 0.90 | 6.05 | 0.00 | 72.62 | |
K708-3 | 内視鏡的膵管ステント留置術 | 10 | 0.60 | 12.00 | 20.00 | 77.40 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 65 | 2.05 | 6.78 | 4.62 | 66.12 | ○ |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 22 | 0.45 | 4.45 | 0.00 | 44.23 | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 19 | 1.32 | 3.84 | 0.00 | 76.74 | ○ |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 19 | 1.00 | 2.42 | 0.00 | 65.79 | |
K714 | 腸管癒着症手術 | 17 | 1.53 | 11.12 | 11.76 | 76.47 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | 223 | 2.08 | 19.52 | 62.78 | 83.78 | ○ |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 102 | 2.09 | 17.52 | 67.65 | 84.33 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕) | 79 | 1.70 | 7.97 | 13.92 | 66.22 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕) | 52 | 0.79 | 1.88 | 0.00 | 63.56 | |
K0463 | 骨折観血的手術(鎖骨) | 48 | 2.33 | 9.29 | 20.83 | 58.79 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 69 | 0.78 | 12.91 | 24.64 | 80.86 | ○ |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 48 | 0.02 | 32.48 | 62.50 | 81.29 | |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | 24 | 5.04 | 13.75 | 29.17 | 77.42 | |
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) | 21 | 0.62 | 47.29 | 38.10 | 61.14 | |
K1643 | 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) | 14 | 1.71 | 35.36 | 85.71 | 64.36 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 61 | 0.41 | 5.03 | 6.56 | 75.36 | |
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) | 43 | 1.72 | 3.07 | 0.00 | 69.49 | |
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 23 | 1.22 | 4.22 | 0.00 | 75.43 | ○ |
K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) | - | - | - | - | - | |
K8411 | 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) | - | - | - | - | - |
この表に示す4つのDPCコードは、医療の質の改善に役立てるため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとしています。 また、アップコーディングなど不適切なコーディングとみなされる確率が高いものです。 なお、患者数が10未満の数値は、個人情報が特定できないように「-」と表示しています。 【定義】
DPC | ・・・ | 診断群分類です。すべての疾患をICD(国際疾病分類)に基づきコード化・分類し、似たような症状の疾患をグループ化したものになります。 |
傷病名 | ・・・ | 医療資源を最も投入した傷病名のことです。 |
入院契機 | ・・・ | 入院のきっかけ(契機)となった傷病名が、医療資源を最も投入した傷病名と「同一」か「異なるか」を分けます。 |
患者数 | ・・・ | 発症日から「3日以内」と「その他」に分けた数値を記載します。 |
請求率 | ・・・ | 全退院患者数(5,359名)に対する診療報酬の請求率になります。 |
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 26 | 0.48 |
異なる | 15 | 0.27 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 17 | 0.31 |
異なる | - | - |
【意義】
周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながります。
周術期とは、手術が決定してから手術後の社会復帰までの手術前後の一連の期間のことです。
予防法 ・・・ 早期歩行、弾性ストッキング、間欠的空気圧迫法、ヘパリン投与等があります。
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
716 | 682 | 95.25 |
【意義】
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましい取り組みとなります。
また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。
血液培養とは ・・・ 採血した血液中に存在する菌を35℃で数日間培養する検査です。
血液培養を行うのは、発熱時や低体温時、悪寒戦慄等、感染症が疑われるときなどです。
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
2398 | 2380 | 99.24 |
【意義】
近年、新たな耐性菌が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team:AST)を組織するなど、抗菌薬適正使用を推進する
取り組みが求められます。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。
抗菌薬耐性菌の代表例として、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)、多剤耐性緑膿菌(MDRP)があります。
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
1029 | 826 | 80.27 |
また、高齢化社会に連動して60代以降の退院患者数が84.71%になります。
今後も万全の感染対策を行いながら 24時間365日、患者様のため地域に根差した医療を行っていきます。